初心者おすすめ入門用ボードゲーム7選

ボードゲーム

 今回は初心者におすすめの入門用ボードゲームを紹介します。ボードゲーム初心者どうしで遊ぶときや、ボードゲーム初心者を誘うときにおすすめのボードゲームを紹介します。基本的にルールが簡単で、プレイ時間は1時間以下でありながら、楽しくボードゲームの醍醐味が味わえるゲームを紹介しようと思います。

コヨーテ

・プレイ人数:2人以上(大人数おすすめ)
・プレイ時間:15~30分(1ゲーム3分程度)
・推奨年齢:10歳以上
・カードゲーム、推理、ブラフ、ターン制

 まずはコヨーテを紹介します。コヨーテはインディアンポーカーのようなゲームです。自分のカードが見えず自分以外のカードが見える中、全体の合計数値を予測するゲームです。一人ずつ任意の数だけ数値を上げて行き、合計数値より高くなったと思ったらコヨーテと呼び、実際の数値と比較して予測があっているかを勝負します。例えば数値の合計が12のときに、一人ずつ「3、5、8、12、13」と上げていき、次の人が合計数値より予想数値が高いと感じたら「コヨーテ」といいます。この場合、コヨーテ成功で13の数値を言った人の負けです。
 カードは通常の数値の他にマイナスのものや合計数値を倍にするものなどがあり、予想外の数値になっていたりします。他の人の顔色や数値の上げ方から自分の数値を予測しながらプレイします。面白いのはブラフの存在。合計数値によってはいきなり数値がぶっ飛んで上がることもあり、自分が騙しているのか騙されているのは自分なのか疑心暗鬼に駆られることになります。
 本来のルールでは1人3回失敗すると負けですが、そのルールなしで永遠にプレイすることも可能です(1回3分ほど)。テーブルを使わないので新幹線やバスの中などでもプレイできる貴重なゲームです。
 コヨーテの初心者おすすめポイント
・ルール、プレイが簡単
・プレイ時間短い
・盛り上がる
・ボードゲームの1ジャンルのブラフを交えた心理戦が味わえる

 コヨーテの詳しいルール説明はこちら

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王への請願

・プレイ人数:2-5人
・プレイ時間:45分
・推奨年齢:10歳以上
・ダイスロール、拡大再生産、ターン制

 王への請願はサイコロをたくさん振りまくるゲームです。1度に7,8個サイコロ(理論上は最大13個、商品に入っているのは12個)を振るのでサイコロを振るのが好きな人にはたまらないゲームだと思います。
 最初に触れるサイコロは3個です。サイコロの組み合わせの条件によって、特殊な能力を持ったキャラクターを手に入れることが出来ます。キャラクターの効果にはサイコロを増やすもの、サイコロを振りなおす、サイコロの出目を調整するものがあります。キャラクターカードは1ターンに1度しか使えません。キャラクターカードは数に制限があり、人気なカードは早く入手しないと売り切れになってしまいます。
 序盤は自分の保有するキャラクターカードの数が少ないので1ターンにやれることはシンプルですが、中盤や終盤になるとキャラクターカードの数が増えるので徐々にやれることが増えていき、どうやって欲しいカードを手に入れるかを考える必要があります。少しずつ慣れていけるようになっています。
 サイコロ7個を同じ目にして王のキャラクターカードを手に入れるのが目的となります。誰かが王を手に入れたら全員でサイコロを振って最も多くのゾロ目を出した人が勝利です。
 王への請願の初心者おすすめポイント
・たくさんのダイスを振るのが楽しい
・キャラクターカードの能力を使って、欲しいカードの条件を満たす方法を考えるのが楽しい
・運と実力(戦術)のバランスがよい(運要素が少し強いので実力差は出にくい)
・どんどん出来ることが増えていくのが楽しい(ボードゲームの拡大再生産が味わえる)
・ボードゲームでよくある早い者勝ちが味わえる

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ラブレター

ラブレター アイキャッチ

・プレイ人数:2-4人くらい
・プレイ時間:1ゲーム3分程度
・推奨年齢:10歳以上
・カードゲーム、推理、ターン制、脱落

 ラブレターはカードの取捨選択を行って、脱落しないようにし、最後に強いカードの保持を目指すゲームです。(ルールは簡単だけど一言でまとめるのは難しいですね。)
 ルールは単純で各プレイヤーは2枚の手札の内1枚を使うだけです。山札がなくなるまで順番にターンをこなしていきます。途中カードの効果でプレイヤーが脱落することがあります。最後まで脱落していないプレイヤーが二人以上いた場合、最後に強いカードを持っていた方が勝ちです。また、他のプレイヤーが全て脱落した場合も勝ちになります。
 基本的に強さが強いカードほど扱いにくく、弱いカードほど扱いやすくなっています。相手の手札を推理して当てたら相手を脱落できるカードなど、推理的要素が強いです。
 ラブレターの初心者おすすめポイント
・ルール、プレイが簡単
・プレイ時間短い
・盛り上がる
・運と実力(戦術)のバランスがよい(運要素が強いので実力差は出にくい)

ラブレターの詳しいルール説明はこちらです。
ラブレター系ボードゲームはこちらで紹介しています。

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ハゲタカのえじき

・プレイ人数:2-6人(人数多い方が楽しい)
・プレイ時間:15分
・推奨年齢:7歳以上
・バッティング、手札管理、勝利点稼ぎ、心理戦、同時プレイ

 手札から1~15のカードを選んで全員で一斉にだして、1番高い数字を出した人が得点します。ただし、このゲームで一番重要なのが他の人と同じ数字が被ったら得点できません。この被ったらペナルティを受けるシステムをバッティングといいますが、バッティングといえばハゲタカのえじきというぐらい有名なゲームです。
 獲得できる得点は-5~10までの15種類あります。最初に今回の得点できる点数が決まり、そこで手札から選んで出します。(全員の手札は同じ)マイナスの得点の場合は、最も低い数字を出した人が受け取ります。この場合はカードが被っている人は失点しません。
 ルールはこれだけなのですが、実際にプレイしてみると面白いです。例えば一番得点が高い10点は一番手に入れたいですが、一番高い数字の15のカードを出しても他の人とバッティングする可能性があります。そこでバッティングしないように14や13の数字を出すと同じように考えた人がいてバッティングすることがあったりします。高い数字を出した方がいいが、他の人とバッティングしないかのジレンマを味わうことができます。性格が似た人がプレイすると結構被って盛り上がります。あの人はこの数字出しそうなどと予想しながらやるのが面白いです。
 ハゲタカのえじきの初心者おすすめポイント
・ルール、プレイが簡単
・プレイ時間短い(みんな同時プレイなので待ち時間が少ない)
・盛り上がる
・実力差がでにくいので盛り上がる(読み合いはありますが、性格的なとこの方が強い)
・バッティングというシステムが味わえる

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6nimmt!ニムト

・プレイ人数:2-10人(4人以上の方が楽しい)
・プレイ時間:30分
・推奨年齢:8歳以上
・バースト、手札管理、心理戦、同時プレイ

 1~104のカードをシャッフルして10枚手札とし、そこから1枚ずつ選んで出していきます。全員が一斉にカードを出して、出した数字が小さい人から場にカードを置いていきます。場には4列カードを置くところがあって、列に新しいカードを置くときは最後尾に置いていきます。列にカードを置くときルールがあって、出したカードに一番近い小さい数字の最後尾の列に置いていきます。(つまり置く場所は自動で決まります。)1列には5枚までしかカードを置くことが出来ず、6枚目を置いたプレイヤーは前の5枚を引き取らなければなりません。カードには番号以外に点数が書いてあって引き取ったカードは失点になります。またどの列の最後尾よりも小さい数字を出した場合はどこか1列を全て引き取る必要があります。ルールは文字で書くとややこしくて何が楽しいのかわかりにくですが、一度やってみると凄く簡単で面白いのがわかると思います。
 1列の6枚目にならないように他の人がどこら辺の数字を出すか考えながら、カードを出す必要があります。この数字なら大丈夫だろうと思って出したカードが、他の人の出したカードによって6枚目になってしまったり、逆に6枚目になってしまうと思ったカードが他の人の出したカードによって6枚目にならなかったりします。カードを選んでから一斉にオープンするときにドキドキしながらオープンし、その結果に一喜一憂するゲームです。場に出ているカードの枚数が少ないときは楽ですが、場に出ているカードが多いと途端に厳しくなります。しかし、自分が厳しいと思ったときは他の人も厳しいと思っていることはよくあり、皆似たようなカードを出すことが有り盛り上がります。序盤は手札の選択肢が多く6枚目にならないようにできますが、段々手札の枚数が少なくなり6枚目を回避するのが難しくなっていきます。
 一見、運否天賦なゲームに感じるかもしれませんが、初心者、経験者関係なく失点する人は失点しますが、失点しない人は全然失点しません。このゲームで最も重要なことはリスク管理と手札管理です。その場その場を失点しないようにだけ考えてカードを選んでいると終盤になって大量失点することがよくあります。多少失点してでもカードの数字を偏らせずに残していく必要があります。
 6ニムトの初心者おすすめポイント
・ルール、プレイが簡単(文字で書くとわかりにくいが)
・プレイ時間短い(みんな同時プレイなので待ち時間が少ない)
・盛り上がる
・手札管理、心理戦が味わえる

【楽天】6nimmt(ニムト)ボードゲーム カードゲーム

キングドミノKingdomino

・プレイ人数:2-4人
・プレイ時間:15分
・推奨年齢:8歳以上
・タイル配置、勝利点稼ぎ

 キングドミノはタイルを配置して、勝利点を稼ぐゲームです。まず各プレイヤーは1×1マスのスタートタイルを配置します。その後、1×2マスの地形が描かれた長方形のタイルを選んで自分のスペースに置いていきます。12枚の長方形のタイルを選んで配置したらゲーム終了です。手に入れたタイルは5×5マスの範囲内に置く必要があります。地形は6種類あり、中には王冠がいくつか書かれた地形もあります。点数は接している地形の数×その地形に描かれている王冠の合計数が得点になります。6種類の地形は異なった特色をもっており、数が多いけど王冠が少ない地形や、数が少ないけど王冠が多い地形などがあります。タイルにも価値の高いタイルや低いタイルがあり、タイルの裏面には価値を表す数字が書いてあります。
 スタートタイルの隣にはどのタイルも置くことが出来ますが、スタートタイル以外の隣に新しいタイルを置く場合は、最低でも1か所は同じ地形が隣合うように置く必要があります。置けない場合は手に入れたタイルを捨てる必要があります。タイルを捨てないように考えて配置する必要があります。
 このゲームの一番の特徴はタイルの選び方にあります。タイルはシャッフルして山札にして、山札からプレイ人数分だけタイルを引いて裏向きで価値順に並べて表向きに裏返します。次のタイルを選ぶのは今回価値が低いタイルを選んだプレイヤーから順番に選べます。今回価値の高いタイルを選ぶか、次のタイルに期待して今回は価値の低いタイルを選ぶかのジレンマがあります。また、他のプレイヤーが何のタイルを選ぶかを考えて、自分のタイルを選んだ方が高得点に繋がります。慣れてきたら、他のプレイヤーの邪魔をするとより面白くなります。
 キングドミノの初心者おすすめポイント
・ルール、プレイが簡単
・短時間で遊べるタイル配置系のゲーム
・タイルを選ぶときと置くときのジレンマが味わえる

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街コロ

・プレイ人数:2-4人(4人以上の方が楽しい)
・プレイ時間:30分
・推奨年齢:7歳以上
・ダイスロール、拡大再生産、ターン制

 街コロはダイスを振って建物の効果によってお金を稼ぎ、新しい建設を建てて最終的に4つのランドマークをより早く完成させるゲームです。各プレイヤーはターンの最初にダイスを振り、建物の効果によってお金を稼ぎ、建物かランドマークを1個建てます。建物は15種類4つの分類があり、特定のダイスの目を自分が出したらお金を貰えるもの、特定のダイスの目を誰かが出したらお金を貰えるもの、特定のダイスの目を出した人からお金を奪うもの、特定のダイス目を自分が出したら他人からお金を奪うものがあります。建物によってコストが違うため、コストが高い建物ほど、強力な効果を持っています。また、建物は数に限りがあるため、人気の高い建物は売り切れてしまうため早い者勝ちになります。
 ランドマークは4種類あり、一番最初に全て建設した人が勝者となります。ランドマークを建てるとダイスを毎ターン1度だけ振りなおせるものなどゲームを有利に進められる効果があります。またサイコロは最初1個しか振れませんが「駅」のランドマークを建設するとサイコロを2個振った合計の出目によって効果が発生します。建物の中にはサイコロ2個でないと効果が発生しない建物があり、これらは強力な効果を持っています。いつ「駅」を建設してサイコロ2個体制にするかはかなり重要なポイントになります。
 街コロはルールは単純ですが、購入できる建物の種類が多いため色々な戦術があります。サイコロの運要素もあるため、どの戦術が絶対的に強いということはないです。他の人が振ったサイコロによってもお金を稼げるため、他の人がサイコロを振るときも盛り上がります。建物が増えていけば増えていくほど、稼げるようになっていく拡大再生産系ボードゲームの醍醐味を短時間で簡単に味わうことができます。
 街コロの初心者おすすめポイント
・ルール、プレイが簡単
・短時間で遊べる拡大再生産系のゲーム(拡大再生産系の魅力を味わえる)
・戦術が豊富で他のプレイヤーの戦術によっても戦術の良し悪しが変わる
・サイコロの運要素があるため、実力差が付きにくい
・サイコロの出目で一喜一憂し、皆で盛り上がれる

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