二人プレイでおすすめボードゲーム7選!緊急事態宣言に最適!

二人でボードゲーム ボードゲーム

 コロナ禍で帰省できず、大人数が集まれない中で自宅で二人で出来るおすすめのボードゲームを紹介いたします。

バトルライン

・プレイ人数:2人
・プレイ時間:30分程度
・推奨年齢:8歳以上
・カードゲーム、陣取り、ターン制、手札管理

 バトルラインは9個のフラグを取り合うゲームです。9個のフラグの前に好きな順番に手札からカードを出していきます。カードは通常カード(1~10が各色1枚ずつの6色)が60枚と特殊効果のカードが10枚あります。1個のフラグの前に出したカード3枚の組み合わせにより強さが決まり、相手の3枚より強ければ、そのフラグを手に入れることが出来ます。フラグは過半数の5個を手に入れるか隣あう3個を手に入れれば勝ちです。組み合わせはポーカーのような感じで強さが決まります。

 このゲームの独特なのはお互いが3枚出す前でも、組み合わせ上負けないことが証明できればそのフラグを取ることが出来てしまうことです。こっちでカードを出すと、こっちは勝てるけどこっちで勝てないことが証明されてしまうなどということが起こるので、かなりの頭脳戦になります。山札を引いていくので運の要素も結構あります、実力が拮抗していた場合、ある一枚のカードをどちらが引くかによって勝敗に差がでることもあります。

 特殊効果のカードを使わなくても十分面白いです(最初は特殊効果カード無しでやることをお勧めします。)特殊効果のカードありのルールでやる場合(通常ルールは特殊効果のカードあり)は山札からカードを引くときに通常カードを引くか、特殊効果カードを引くか選べます。フラグを1個奪えるほどの強力なカードが多いですが、相手が使った枚数より1枚多くまでしか使えないという制限があります。特殊効果カードを引きすぎると手札が使えないカードで埋まってしまうというジレンマが発生します。このゲームはシンプルなルールの割にジレンマが起こりまくるゲームです。相手との頭脳戦が楽しみたい方はぜひ遊んでみてください。

ボードゲーム バトルライン 日本語版2016

ガイスター

・プレイ人数:2人
・プレイ時間:10~20分程度
・推奨年齢:8歳以上
・ターン制、コマのマス移動、心理戦、推理

 ガイスターは、見た目はわからないが取って良いコマと取ってはいけないコマがあるチェスのようなゲームです。コマの後ろには青いマーカー(取っていいコマ)と赤いマーカー(取ってはいけないコマ)が付いています。各プレイヤー青と赤のコマを4つずつ自分の陣地に自由に配置してスタートします。自分から見ると相手のどのコマが青か赤かわからないようになっています。このゲームの勝利条件は3つあります。

  • 相手の青いコマを4つ全部取る
  • 相手に赤いコマを4つ全部取らせる
  • 自分の青いコマを相手の陣地の端に行かせる

 すべてのコマは1マスずつ前後左右にしか進めないので、相手のコマの横にいったらすぐに取られる可能性があります。逆に相手が自分のコマの横に置いた場合、取らせようとしている赤いコマか、そう見せかけている青いコマかの心理戦になります。そして、このゲームで一番重要なのは「自分の青いコマを相手の陣地の端に行かせる」の勝利条件です。これを気をつけないと気付いたときには相手にゴールされてしまうということが起きます。この勝利条件があるため基本的にはコマが多い方が有利です、赤いコマでも3つまでは取っていいのです。逆に相手に赤いコマを3つ取らせてもコマが少ないと青いコマに陣地を突破されてしまう可能性があります。コマを取られてもすぐに相手のコマを取れるような試合運びが必要なゲームでもあります。心理戦だけではないチェスや将棋のような手の読み合いも味わえるゲームとなっています。

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パッチワーク

・プレイ人数:2人
・プレイ時間:30分程度
・推奨年齢:8歳以上
・タイル配置、アブストラクト、ターン制、リソース管理

 このゲームは時間とお金というリソース(資源)を利用して様々な形状をしたパッチタイルを獲得して、自分のボードに上手く貼付けていくゲームになります。一応、将棋やチェスのようにアブストラクト(運の絡まない)ゲームにはなるのですが大分毛色が異なります。パッチタイルによって形状、価格、縫い付けるのに必要な時間(資源)が異なります。またパッチタイルによっては給料がもらえるお得なタイルもあります。時間(資源)を消費すると時間ボードを進めます。二人ともが時間ボードの最後まで行ったらゲーム終了になります。毎回、購入できるパッチタイルは3個の内から1個を選ぶことになります。また、購入しないで時間(資源)を消費してお金を稼ぐことも出来ます。

 こうやって時間とお金を消費しながらパッチタイルを購入して自分のボード(9×9マス)に置いていきます。先に7×7マスを綺麗に埋めた方はボーナスで7点手に入ります。最終的にボードの空白の数×-2点、余ったお金×1点になり、勝敗が決まります。

 今まで紹介したゲームに比べてガチガチの戦いをしているという感じではなく、どちらがいい作品を作れるか競いあっている印象のゲームです。時間とお金という二つの資源の管理を上手く行いながら、お得なパッチを購入して、綺麗に自分のボードに埋めていくという女の子も楽しめるボードゲームだと思います。
 

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コリドール

・プレイ人数:2~4人
・プレイ時間:20分程度
・推奨年齢:6歳以上
・アブストラクト、ターン制、コマのマス移動
 

 コリドールは、自分のコマを進めて相手のコマをフェンスで妨害して、相手より先にゴールにたどり着くことを目指すアブストラクトゲーム(運の要素が無いゲーム)です。ボードは9×9マスあり、コマは一人1個ずつです。最初は一番手前の列の真ん中に自分のコマを置き、一番奥の列であればどこに入ってもゴールです。自分のターンに出来ることはコマを隣り合う前後左右の1マスに進めるか、マスの間を塞ぐフェンス(2マス分の長さがあります)を置くかの2通りです。フェンスは2人プレイの場合、1人10枚持ちます。フェンスを置くことで自分や相手が完全にゴールできなくなるようにしてはいけません。ルールはこのようにシンプルですが、奥が深い面白いゲームになっています。

 このゲームの重要なところは如何に少ないフェンス枚数で相手をより遠回りさせるかにあります。相手が置いたフェンスを逆に利用して相手を遠回りさせられると有利に立てます。また、完全にゴールできなくしてはいけないというルールを上手く利用して、自分がこれ以上遠回りさせないようにあらかじめ、遠回りルートを塞ぐという手もあります。このように色々な戦術があり、非常に戦術てきな読み合いになっています。

 このゲームは2~4人で遊ぶことが出来ますが、3人以上でも楽しめるゲームですが、私は2人プレイが一番面白いのではないかと思っています。1人が最もリードしていても他の人から集中的に狙われて、たまたま狙われなかった人が抜け駆けてゴールすることがよくあります。アブストラクトという特性上2人だと実力の読み合いゲームで、3人以上だとパーティゲームという感じになると思います。

 ちなみに「コリドール」、「コリドールデラックス」、「コリドールミニ」、「コリドールキッズ」、「コリドールジュニア」など種類がいっぱいありますが、前の3つの違いはボードの大きさ(マス目は9×9で同じです。)でゲーム自体は同じです。前の2つは9×9マス以外にフェンスを置いておくスペースがあります。「コリドールミニ」(ボードサイズ18cm×18cm)が通常の「コリドール」(ボードサイズ26cm×26cm)の半額ですから普通に買う分には「コリドールミニ」でいいと思います。後ろの2つは7×7マスでフェンスの数が16枚と少なく簡単になっているので子供用(推奨年齢4,5歳以上)です。ルールは難しくないですし、通常版でも推奨年齢が6歳以上なので子供でも遊べます。

【楽天】 コリドール ミニ テーブルゲーム


クアルト

・プレイ人数:2人
・プレイ時間:15分程度
・推奨年齢:6歳以上
・アブストラクト、ターン制、コマの配置

 クアルトは特殊な4目並べという感じのゲームです。4×4マスのボードと高さ(高低)、形、(□〇)色(白黒)、穴(有無)という特徴が違う16種類のコマがあります。それを同じ特徴を持つコマを1列に揃えた方の勝ちです。交互にコマを置いていくのですが、コマは2人で共通のものを使うので、ボードに置いた後は誰のコマということは無く、2人とも1列揃えるのに置かれているコマを全て利用できます。このゲームの特徴は自分が次置くコマを相手が選ぶということです。次このコマをあそこに置けば勝てると思っても、そのコマを相手が選んでくれないのです。

 このゲームに勝つ一番簡単な方法は相手が見逃して自分に勝てるコマを持たせてくれることですが、相手が初心者でない限り起きないです。そこで、数手前から計画して、どのコマを相手が選んでも勝てるようにコマを配置していくことになります。計画しても半分は相手が決めるので、計画通りに行かないこともよくあります。相手に追い込まれたら3個同じ特徴が並んでいる列の最後に違う特徴のコマを置けば相手の勝利を防ぐことも出来ます。

 色々と揺さぶりをかけて相手のミスを狙っていく。結構短い時間で終わるわりに、読み合いの連続なため、読み合いに強くなれ、注意深くなれるゲームです。こちらも「クアルト」と「クアルトミニ」(通常版の2/3サイズ)があります。ルールは変わらないので、特にこだわりがなければ安い「クアルトミニ」をおすすめします。

【楽天】ギガミック GIGAMIC クアルト! ミニ QUARTO 携帯版

カルカソンヌ

・プレイ人数:2~5人
・プレイ時間:35分程度
・推奨年齢:7歳以上
・タイル配置、コマ配置、ターン制、陣取り、勝利点稼ぎ

 カルカソンヌはタイルを配置していき、タイルの上にコマを配置して勝利点を多く稼ぐことを目的としたゲームです。プレイヤーは山札からタイルを一枚引き、すでに置かれているタイルの横に置いていきます。タイルには、草原・道路・都市の一部・修道院が描かれています。横に置くときには絵がつながったように置く必要があります。(例:道路は道路同士を繋げ、都市は都市同士をつなげる。)タイルを置いたあと、新しく置いたタイルに書かれた地形(草原・道路・都市の一部・修道院)にコマを置くことが出来ます。それぞれ地形ごとに勝利点を手に入れる条件が異なります。条件を満たすと置いたコマは戻ってきます。コマの数は限られているので、置きすぎるとコマ不足になるので上手く管理していく必要があります。全てのタイルが配置されるとゲーム終了になります。勝利点を計算して最も勝利点を多く獲得した人の勝利です。

 このゲームは2~5人用で、ボードゲームは大抵人数が多い方が面白いのですが、カルカソンヌは2人が一番面白いと思います。もともと運の要素があるゲームですが、2人では運と実力のバランスが非常に優れたものになります。3人以上になると運の要素が大きくなりすぎる印象があります。ルールややることは簡単なため、初心者が始めてボードゲームに触れる場合や、パーティゲームとしてわちゃわちゃやる分にはタイルを置くだけで盛り上がり十分に楽しいゲームではあります。しかし運が強いため、何回も遊ぼうとはなりません(多分2,3回やればひとまずお腹一杯になると思います)。

 しかし、このゲームの奥深さは数回遊べば満足のいくような浅いものではありません。2人プレイでは実力の差がもろに出ます。このゲームの真骨頂は72枚のタイルを全て覚えた先にあります。このゲームのルールにある「新しいタイルを置くには絵がつながったように置く必要がある」という部分を上手く利用すれば、ある場所にタイルを置けないようにすることが出来ます(置けるタイルが存在しなくなる)。タイルを覚えれた人達の戦いでは山札に何のタイルが残っているか把握しており、タイルを置けないようにして、相手のコマを生殺しすることが出来るようになります。このカルカソンヌは非常に有名なゲームで、2人プレイで日本選手権や世界選手権があります。色々な戦術が存在しており、最初から最後まで気が抜けない高次元な読み合いが楽しめます。

 「カルカソンヌJ」は日本拡張版として、川や湖などや金閣寺や姫路城、雷門など日本の名所が加わった拡張ルールでも遊ぶことが出来ます。

【楽天】カルカソンヌJ

ウミガメのスープ

・プレイ人数:2人以上
・プレイ時間:3~15分程度(難易度とひらめきによる)
・推奨年齢:10歳以上
・水平思考ゲーム
 

 ちょっと毛色を変えて、ボードゲームと呼べるかは微妙ではありますがウミガメのスープのご紹介です。ウミガメのスープは、出題者と解答者に分かれます。まず出題者は問題と解答を読み理解してから、解答者に問題を読み聞かせます。問題はそのまま解答が出るような問題ではありません。「例:ある男が、とある海の見えるレストランで「ウミガメのスープ」を注文した。スープを一口飲んだ男は、それが本物の「ウミガメのスープ」であることを確認し、勘定を済ませて帰宅した後、自殺した。一体なぜ?」というような問題になります。解答者は出題者に問題に関する質問をし、出題者は「Yes」,「No」,「関係ありません」かで答えます。質問回数は無制限にすることが出来るので、質問を繰り返し真相にたどり着いて答えを見つけられたらゲーム終了です。

 慣れるまでは何の質問をすればいいか難しいですが、問題文にあること「例では男やレストラン、ウミガメのスープは関係あるかなど」を根堀り葉掘り聞いていく、あまり考えすぎずに取り敢えず色々聞きまくるのが正解への近道です。

 下のウミガメのスープで84問入っておりますから、かなりの時間遊ぶことが出来ます。親が子供に出題してあげるのもいいかもしれません。また、ブラックな謎について扱ったブラックストーリーズ(対象年齢12歳以上)も同じく水平思考ゲームになります。


【楽天】ブラックストーリーズ4日本語版

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